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ゆらぎ肌にCICA(シカ)は効果なし?シカ成分と効果を徹底解析

ゆらぎ肌の救世主と呼ばれたり、ニキビ肌に良いと言われたり、SNSなどでも話題のCICA(シカ)ですが、本当に効果はあるのでしょうか。

「CICA(シカ)成分」とは、どんな成分のことで、どの成分にどういった効果があるのか徹底的に調べてみました。

けいこ先生
巷で謳われている効果には、ちょっと微妙な点もありましたので、CICA(シカ)を使おうか迷っている方は、ぜひ参考にしてくださいね!

そもそもCICA(シカ)って何?

CICA(シカ)とは、セリ科のツボクサという植物の葉や茎から得られるエキスのことで、名前の由来は学名「センテラ・アジアチカ(Centella Asiatica)」に、ちなんでいると言われています。(諸説あり)

韓国発祥というイメージが強いですが、日本にも自生していて、古くから皮膚のただれや湿疹に効果があるとして使われています。

フランスなどの欧州、インド伝統医学のアーユルヴェーダや中国でも、鎮静効果創傷治癒効果のある薬草として、古くから重宝されてきました。

「野生の虎が傷ついた体をツボクサに擦りつけて傷を治した」という言い伝えからタイガーハーブとも呼ばれ、そのためパッケージに虎が描かれていることが多いのです。

CICA(シカ)成分は4つ

CICA(シカ)の成分は大きく分けて、マデカシン酸、アシアチン酸、アシアチコシド、マデカッソシドです。

けいこ先生
アシアチコシドとマデカッソシドは、CICA(シカ)という名称を使わない化粧品にも、有効成分として配合されていることが多々ありますよ。

巷で謳われているCICA(シカ)効果には、お肌の再生促進効果、ニキビ抑制、美白効果、抗炎症効果、しわ改善、シミ予防、毛穴ケア、保湿効果、などなど…

まるで万能化粧品ように聞こえますが、CICA(シカ)の4つの成分に実際どんな作用や効果があるのか、確認していきましょう。

成分名効果
マデカシン酸抗酸化、整肌
アシアチン酸抗酸化、抗炎症、神経保護
アシアチコシド抗酸化、抗炎症、創傷治癒、肌修復、美白、コラーゲン合成活性、保湿
マデカッソシド抗酸化、抗炎症、創傷治癒、皮膚保護、美白、UVや炎症性色素沈着を抑制、整肌

CICA(シカ)の本当の効果は何?

CICA(シカ)の効果は様々なことが謳われているので、本当に効果が期待できる6項目をお伝えします。

お肌のバリア機能UP・保湿効果

CICA(シカ)は、ゆらぎ肌の改善に欠かせない、バリア機能UPと保湿効果が期待できます。

お肌のバリア機能の鍵は、水分保持能力に長けたセラミドですが、紫外線などの外的刺激を受けると「セラミダーゼ」という酵素が、セラミドを分解してしまいます。

CICA(シカ)は、この酵素を抑制してくれるので、セラミドが減少してしまうことを防いでくれ、コラーゲン合成も促進してくれる作用があるので、水分を保持する力がUPし、バリア機能UPします。

肌トラブルの改善効果

CICA(シカ)には、傷ついた皮膚の細胞を修復・再生する作用と、優れた抗炎症作用があるため、肌トラブルの改善効果が期待できます。

マデカッソシドは、傷に塗る医薬品の軟膏の主成分としても使用されおり、傷や火傷などを負った皮膚の細胞を修復・再生する効果については臨床試験でも認められています。

また、炎症性の伝達物質を抑制するため、ヒリヒリする日焼けや肌荒れなど、刺激を受けた肌ダメージの鎮静・修復や、トラブル後のお肌の改善に効果があると言えるでしょう。

けいこ先生
ゆらぎ肌・敏感肌さんは、ちょっとしたことでも肌荒れを起こしやすいので、嬉しい効果ですね。

美白効果(シミ・色素沈着)

CICA(シカ)の抗炎症作用と抗酸化作用により、日焼けや炎症後の色素沈着を抑制する効果が期待できます。

シミや色素沈着は、炎症が原因でメラノサイトが刺激され、メラニンが生成されることでできるので、そもそもの原因である炎症を抑制し、また、メラニンを排泄しやすくする状態に整えてくれます。

マスク肌荒れを抑制

CICA(シカ)は、皮膚を修復再生する作用と抗炎症作用により、マスク肌荒れ(痒み・赤み・色素沈着)を抑制する効果が期待できます。

マスクの摩擦で傷ついた皮膚を素早く修復し、抗炎症作用で痒み・赤みを抑えることで、メラノサイトを刺激しにくく、色素沈着も抑制することができます。

ニキビ跡を薄くする

CICA(シカ)には、炎症後の色素沈着を抑制する効果と、皮膚の再生を促す作用があるので、ニキビ跡を薄くする効果が期待できます。

しかし、CICA(シカ)には、ニキビの根本原因である、アクネ菌の増殖を抑える効果はないため、「ニキビ抑制」とは言いにくいのではないでしょうか。

お肌のハリ改善

CICA(シカ)成分のアシアチコチドには、コラーゲン合成の促進作用があるので、ハリ改善に期待できます。

しかし、目元のシワやほうれい線など、部分的な深いシワに対しての「しわ改善」は言い過ぎなのではないでしょうか。

また、毛穴ケアに関しては、お肌にハリが出たり抗酸化作用により、ある程度は期待できますが「開いた毛穴や黒ずみに効果的」とまでは言いにくいでしょう。

【結論】CICA(シカ)は、ゆらぎ肌に「やや効果あり」

CICA(シカ)には様々な効果が期待できますが、ゆらぎ肌には「やや効果あり」と判断した理由を3つお伝えします。

理由① CICA(シカ)はセラミド減少を防げるが、増やすことはできない

ゆらぎ肌の改善には、角質層のセラミドを増やして、お肌のバリア機能をUPさせることが大切です。

CICA(シカ)には、セラミドの減少を防ぐ作用はありますが「セラミドを増やす」という作用はありません。

セラミド減少を防げても、ゆらぎ肌・敏感肌の人は元々のセラミドが少ないので、CICA(シカ)に大きな期待ができるかというと、微妙なライン。

セラミド減少を防ぐのも大切ですが、セラミド化粧品で日々セラミドを補うことが、手取り早くゆらぎ肌を改善できます。

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理由② CICA(シカ)化粧品は、基底層までは浸透できない

CICA(シカ)の成分的には、表皮の細胞を作る「基底層」にあるアミノ酸を強固にして、細胞がしっかり生まれやすくなり、バリア機能が強くなります。

しかし、化粧品(医薬部外品も含む)が浸透できるのは角質層までです。

けいこ先生
角質層より下への浸透が認められているのは医薬品のみなので、上記の効果を期待できるのは医薬品になってしまいます。

医薬部外品には有効成分が含まれるので「全く効果なし」とは言えませんが、その効果は穏やかです。

理由③ CICA(シカ)は炎症の鎮静はできるが、ゆらぎ肌の根本解決ではない

CICA(シカ)の優れた抗炎症作用と傷の修復作用で、早めに炎症を鎮静して悪化を防げますが、炎症が起きやすいお肌の原因は、セラミド不足によるバリア機能の低下なので、根本解決ではありません。

しかし、炎症が長引くと、新しく生まれるお肌にも影響してしまうので、早めに鎮静・修復させるのは、ゆらぎ肌を悪化させないという点で効果的と言えます。

まとめ

今回は、話題のCICA(シカ)は、ゆらぎ肌に効果的なのか?巷で謳われている効果は本当なのか?について、お伝えしました。

CICA(シカ)成分とその作用を照らし合わすと、ニキビ抑制・しわ改善・毛穴ケアについては微妙ですが、巷で謳われている効果の多くは期待できる部分も多く、基礎化粧品の成分として優れているのは間違いありません。

しかし、ゆらぎ肌の改善に対しては「やや効果的」と判断しました。

ゆらぎ肌の改善にはセラミドの量を増やす必要があるので、CICA(シカ)は今あるセラミドの減少は防げますが、増やすことはできないからです。

とは言え、保湿成分の含有量が多いCICA(シカ)アイテムを選べば、マデカッソシドよって皮膚トラブルを起こしたお肌の改善、外部刺激などによる皮膚のバリア機能の乱れを修復・改善しながら、ターンオーバーを促進する効果は期待できます。

CICA(シカ)を試してみたい方は、お肌に刺激になる成分(界面活性剤・合成香料・パラベン・アルコールなど)が少ない低刺激のアイテムを選びましょう。

 

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