- 普段はニキビ肌ではないのに、生理前になるとニキビができてしまう…
- 生理前になると、お肌のザラつきやテカりが目立って気になる…
- 普段から時々お肌がゆらぐけど、特に生理前は肌荒れがひどくなってしまう…
生理前はイライラしやすかったり、むくみや便秘などの体調不良に加えて、お肌の調子が悪くなってしまい、気分が余計に塞ぎがちになってしまいますよね。
そこで今回は、生理前の肌トラブルの原因についてと、生理前のゆらぎ肌の対処方法3つをお伝えしていきます。

美肌だけではなく、健康美も叶えてくれる3選ですので、ぜひ最後までご覧くださいね。
ゆらぎ肌とは?
ゆらぎ肌とは、調子が良い時は大丈夫なのに、生理前など一時的に過敏になってしまうお肌のことです。
生理前だけでなく、季節の変わり目、疲労やストレス、寝不足が続く時など、一時的にバリア機能が低下していることが原因です。

バリア機能の低下は、間違ったスキンケア、ホルモンバランスの乱れ、不摂生な生活などによって、角質細胞の隙間を埋めているセラミドなどの細胞間脂質が充分でなくなり、お肌のうるおいが失われてしまうことで起きます。

すると、外的刺激を受けやすくなるので、余計にお肌にダメージを受けてしまう状態になり、さまざまな肌トラブルが起きるようになってしまいます。
生理前の肌トラブルの原因は、黄体ホルモン(プロゲステロン)
女性ホルモンには「卵胞ホルモン(エストロゲン)」と「黄体ホルモン(プロゲステロン)」の2つがあります。
生理前の肌トラブルは、生理前に増える「黄体ホルモン(プロゲステロン)」によって、皮脂の分泌が増えたり、角質が厚くなるので、ニキビや肌荒れが起きやすくなります。

月経中
エストロゲンとプロゲステロンがともに低下
潤いやツヤ、ハリ、弾力が不足しがち。刺激に対してもデリケートな状態です。生理後半になると肌は安定してきます。
卵胞前
エストロゲンの分泌が増加
エストロゲンは、女性らしさやキレイ度をUPさせるホルモンで、肌の状態を整えて、肌荒れを防ぐ効果があります。肌の調子が一番よい状態です。
卵胞後〜月経前
エストロゲンの低下、プロゲステロンが増加
プロゲステロンの影響で、皮脂の分泌が増え、角質が厚くなり、ニキビや肌荒れが起きやすくなります。
通常は弱酸性の肌表面が、中性からアルカリ性へと傾き、さまざまな肌トラブルが現れます。
1カ月で一番敏感な肌で、バリア機能がグンと低下し、脂っぽいのにインナードライなお肌に。
個人差はありますが、生理前に肌トラブルが増え、生理が終わるとお肌の調子が良くなるのは、このような身体のサイクルによるものなのです。
生理前のゆらぎ肌の対処方法3選

生理前のゆらぎ肌の対処について、スキンケア、メイク、身体ケアの3つをお伝えしていきます。
お肌の状態に合わせたスキンケア
1ヶ月の中で最も敏感になっている生理前の時期を乗り越えるための、洗顔と保湿についてお伝えします。
生理前以外にも時々ゆらぎ肌になってしまう人は、不適切なスキンケアが原因の可能性は高いので、普段から取り入れていきましょう。
1日2回の優しい洗顔で余分な皮脂を落とす
過剰分泌した皮脂をとり除くために、1日2回、ぬるま湯とたっぷりの濃密泡で、お肌に指先が当たらないように、優しく洗顔しましょう。
1ヶ月の中で最も敏感で、バリア機能も低下している時期なので、ゴシゴシ洗いやゴワゴワのタオルはNGです。
お肌表面は脂っぽくても、お肌の中は乾燥したインナードライの状態のため、過度な洗顔や熱いお湯で、必要な皮脂まで洗い流してしまわないように要注意。
また、すすぎ残しがあると肌トラブルの原因になるので、生え際や顎なども広く丁寧にすすぎましょう。

低刺激な保湿化粧水で角質を柔らかく保つ
吹き出物やニキビの原因は、肥厚して硬くなった角質と、過剰に分泌された皮脂の毛穴詰まりなので、低刺激な保湿化粧水を使って角質を柔らかく保ちましょう。
また、過剰な皮脂は、お肌の中が乾燥しているため、これ以上水分を逃さまいと、皮脂で蓋をしようとしていることが原因です。
硬くなった角質層を柔らかく保つにも、お肌の中を乾燥させないためにも、うるおいを与えるだけでなく「うるおいを保持させる」ことが大切になります。

(右)うるおいを保持できないセラミド不足のお肌↑
うるおいを保持する力に長けた、ヒト型セラミド配合の保湿化粧水がオススメです。
最もお肌が敏感になっている時期なので、低刺激なシンプル処方なものを選ぶようにしましょう。

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お肌の状態を悪化させないベースメイク

生理前の皮脂が多い脂っぽいお肌のベースメイクは、お肌の状態を悪化させないスキンケアパウダーで余分な皮脂を抑えましょう。
ケア効果があって夜も使えるナイトパウダーやミネラルパウダーで、サラリとした状態に仕上げると◎です。
リキッドファンデーションやBBクリームはお肌に負担にもなり、毛穴にも詰まりやすくニキビや吹き出物の原因になるので、この時期は控えましょう。
但し、紫外線ダメージを普段よりも受けやすい状態なので、秋冬であっても紫外線対策を忘れずに!
刺激の少ない「紫外線吸収剤不使用」で、SPF30、PA+2〜3程度、クレンジング時の摩擦刺激を防ぐために落としやすいタイプを選ぶと◎です。
ホルモンバランスを整えるセルフケア

ホルモンバランスの乱れは、ニキビなどの原因だけでなく、うまくエストロゲンが分泌されないとターンオーバーが乱れて、バリア機能の低下をもたらします。
お肌だけでなく、生理周期の乱れ、PMS(月経前症候群)、不妊、自律神経失調症など、さまざまな体調不良を引き起こす原因にもなるので、セルフケアで整えていきましょう。
食事の見直し
女性ホルモンの分泌に効果的なビタミンB6とビタミンEが豊富なゴマやナッツ類、腸内環境を整える食物繊維、30代後半以降の方は、エストロゲンに似た働きをするイソフラボンを多く含む大豆食品、骨量を補うためカルシウム豊富な小魚や乳製品を積極的に摂りしょう。
しかし、特定の食材でホルモンバランスが整うということはありません。健康な身体が基本となるので、タンパク質、良質な脂質、ビタミン、ミネラル、炭水化物をバランス良くしっかり摂りましょう。
質の良い睡眠
エストロゲンの分泌を低下させてしまう原因のひとつに、睡眠不足があります。
睡眠は「時間帯」や「長さ」ではなく「質」が大切で、入眠から3〜4時間後に熟睡できているかが重要です。睡眠時間が長くても、朝起きることができなかったり、疲れが取れないと感じる場合は、睡眠の質が低下しているかもしれません。
起床時に日光を浴びる、38〜40℃程度のお湯に15分程度浸かる、寝る3時間前には飲食を済ます、締め付けのないパジャマなど、スムーズに深い睡眠に落ちる工夫をしましょう。
香りやマッサージ
天然100%の精油1〜2滴たらしたコットンをベッドサイドや机に置いたり、ハンカチに1滴たらして携帯したりすると、気軽に香りでリラックスや気持ちのリセットができます。特に、ゼラニウムやローズは嗅ぐだけでも唾液中のエストロゲン濃度が上がるという研究データがあります。
また、足裏から膝裏にかけては女性ホルモンを刺激するツボが沢山あります。特に、足の内側のくるぶしから指4本分上にある「三陰交(さんいんこう)」というツボは、女性ホルモンを促し、ストレスや疲れ、冷えや更年期障害にも効果があります。
まとめ

今回は、毎月くり返す生理前の肌トラブルの原因と、3つの対処方法についてお伝えしました。
生理前の肌トラブルは、女性ホルモンの「黄体ホルモン(プロゲステロン)」が増加することが原因です。
スキンケアは、余分な皮脂だけを洗い流す優しい洗顔と、バリア機能を高めるための保湿が大切になります。
うるおいを与えるだけでなく「うるおいを保持させる」ことが大切で、うるおいを保持する力に長けたヒト型セラミド配合の化粧水がオススメです。
ベースメイクは、お肌の状態を悪化させないスキンケアパウダーを使い、紫外線対策を怠らないようにしましょう。
セルフケアでは、バランスの良い食事、質の高い睡眠、香りやマッサージで、ホルモンバランスを整えていくことができます。
心身ともに健康であることが、女性ホルモンのバランスにも、肌トラブルの改善にも大切なことなので、普段から心掛けていきましょう。
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